ふたりの夢。
フェンスの下に安全用の網あるもん。


助けた意味ないじゃないか。


まぁ良かったけど。


「はい、雪。」


と、未来が手を差し出してくれた。


「…ありがとう…」


この一言にはたくさんの意味が込められていた。


「ほら、立てるか?」


悠馬は奈央に手を出していた。


ちょっと、いい気分ではないけど悠馬が奈央に手を出してよかったと思う。
< 122 / 237 >

この作品をシェア

pagetop