ふたりの夢。
あっ、あれはあの写真が載ってる雑誌だ。


うーん。


未来にはちゃんと説明した方が良いかな…


「あっ、ごめん。それ片づけるね。」


私の視線に気づいたのか未来がそそくさ片づけ始めた。


「ねぇ。未来にはちゃんと話すよ。」


未来は予想もしてなかったというような顔でこちらを見た。


そりゃ私から言うとは思ってなかっただろう。


「そこ座って。」


って私が言うのもおかしい気がするけど。


「あのね。あれは私が中学三年の事。」
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