ふたりの夢。
「私は今なのに未来どっちだーみたいな名前だけどさ、なんか二人なら不可能なこともできるんじゃないかってそう思えるの!」


「名前負けしてるよ。」


「そんなことないよ!お願い!」


未来がこんなに頼んでくるとは。


確かに私の夢はカメラマンだった。


でもいじめられた時に、


「カメラマンなんてだっさー。それにアンタに才能なんかない。」


って言われてあきらめたな。


「もし、今が名前負けしてるなら名前勝ち?しちゃえばいいじゃん!」


名前勝ちって…


…でもカメラマン。


ホントはなりたい。


ずっと憧れてたから。
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