ふたりの夢。
私、未来にひどい事言っちゃった。


もちろん本心じゃない。


いらだちと不安で言っちゃっただけ。


それとしみじみしちゃったら余計に悲しいから。


まぁ、このまま離れ離れになったらきっとこの先すぐ忘れられるはず。


そう…泣かなくて…すむ…はず…


「あれ、おかしいな。」


泣かないで済むはずなのに自然と涙が溢れてくるよ。


「雪ー!」


悠馬?


そっか追いかけてきてくれたんだ。


「どうしたんだよ…寂しくないのかよ…」
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