ふたりの夢。
あ。


今日、私の誕生日だったんだ…


そっか。


忙しくて忘れてた。


雪、覚えててくれたんだ。


「…やっぱり、開けてくれないよね…そもそもこのドアの先に果たして未来がいるのかさえわからない。でもこれだけは言うね。Happy Birthdー…」


--ギィ--


「…雪…私雪に言いたいことがあるんだけど。」


これだけははっきり言おう。


雪と後悔せずに別れられるように。
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