ふたりの夢。
悠馬は大学生になりました。


そして何を思ったか陸上部のマネージャーをやっているそうで。


まぁ走るの好きだった悠馬だから少しは陸上に貢献したかったのかな?


「なんだよそれー。ってかちゃんとやってるんだなー。」


「はいはい、邪魔するなら帰ってー。」


「そう言うなって。今日は盛大な誕生日プレゼント用意したからさ。あっ、客来てるぞー。んじゃ。」


結局帰るのかよ。


「すみません。このお花を、今日誕生日の人に贈りたいんですが。」


あれ、聞いたことある声だな。


なんか懐かしい声。


帽子を深くかぶってマスクしてるから顔はよく見えないけど、もしかしたら知ってる人なのかな?
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