ふたりの夢。
「良いって。それより何か吹っ切れたっぽいな。」


お陰様でね。


というと調子にのるからやめよ。


「やっぱり迷ってる雪よりもいつもの雪のほうがいいよ。」


悠馬が笑う。


--ドキッ--


なんでだろう…


まぁいいや。


この「ドキッ」に気づくのに私はもう少し時間がかかった。
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