ふたりの夢。
私はとりあえずその場から逃げだした。


これ以上あの場所にいたら涙が止まらなかったから。


いや、それ以前に既に止まってなかった。


だから正確に言うと、この顔を悠馬に見せたくなかった。


ってか誰にも会いたくない…


そうだ。


こういうときは保健室に行こう。


あそこは基本誰も居ないから。
< 70 / 237 >

この作品をシェア

pagetop