聞いて欲しいのです。
結果から言いますと、
無事に、解く方法は見つかりました。
それと一緒に、呪う方法も出てきました。
貴方、そういう物に興味があるでしょう?
お教えしましょうか?」
僕の顔を一度、正面から見て、
それから目を閉じ、すっかり冷めてしまった珈琲を啜った。
確かに、興味がある。
この人の話を聞こうと思ったのも、
それがオカルト関係の掲示板で見た物だったからだ。
だから僕は頷いて返事をした。
「ぜひ、教えてください」
すると答えを聞いた相手は、
少し微笑み、その呪う術を話し始めた。