ワガママ王子と真面目メイド
そう言って教室を出ようとしたらいきなり腕を掴まれた。怖くて動けない…足が動かない。
「あの…痛いのですが、離して頂けませんか?」
身長さがあるから少しだけ上目使いになる。たぶん身長は180㎝はありそう…いかにもモデルやってそうなスタイル。
「じゃあ、とりあえず俺と一緒に来てくれない?」
綺麗な人はにっこり、だけど有無を言わせない顔であたしを見下ろす。そして、腕の力が少しだけ強くなった。
怖くてあたしは逆らえなかった。「はい…」
あたしは綺麗な人の顔を見つめたまま、返事を返した。
「じゃあ行こっか」
綺麗な人は腕を少しだけ緩めてくれたけど離してはくれない。
そのまま引っ張られて校舎を出ると通称ホワイトハウスと呼ばれる理事長とか、学校を経営している人が一時的に住む屋敷につれていかれた。校舎から200Mくらいのところだったから良かったけど歩くのが速くてあたしはいつもの2倍速で歩いたせいですごく疲れた。
しかも来る時は無言で、彼は何も言わないし、あたしは喋るくらいの体力がなかった。
「ここって…」
やっと息が整って何とか声を絞り出す。
「生徒の間だとホワイトハウスって言うんだっけ?俺の家」
……………ん?
「あの…痛いのですが、離して頂けませんか?」
身長さがあるから少しだけ上目使いになる。たぶん身長は180㎝はありそう…いかにもモデルやってそうなスタイル。
「じゃあ、とりあえず俺と一緒に来てくれない?」
綺麗な人はにっこり、だけど有無を言わせない顔であたしを見下ろす。そして、腕の力が少しだけ強くなった。
怖くてあたしは逆らえなかった。「はい…」
あたしは綺麗な人の顔を見つめたまま、返事を返した。
「じゃあ行こっか」
綺麗な人は腕を少しだけ緩めてくれたけど離してはくれない。
そのまま引っ張られて校舎を出ると通称ホワイトハウスと呼ばれる理事長とか、学校を経営している人が一時的に住む屋敷につれていかれた。校舎から200Mくらいのところだったから良かったけど歩くのが速くてあたしはいつもの2倍速で歩いたせいですごく疲れた。
しかも来る時は無言で、彼は何も言わないし、あたしは喋るくらいの体力がなかった。
「ここって…」
やっと息が整って何とか声を絞り出す。
「生徒の間だとホワイトハウスって言うんだっけ?俺の家」
……………ん?