銀河の星屑
一緒に立ち向かおう。

姉の秘密と向きあおう。

中條と、戦おう。

今の僕たちには、それしか方法がない。

「――蓮ちゃん…」

水萌が首を縦に振ってうなずいた。


その日の夜、水萌は僕のところで眠ることを望んだ。

「やっぱり狭いね」

「そりゃ、シングルだからな」

シングルの小さなベッドに大人が2人は、満員電車よろしくって感じだ。

「俺、床で寝ようか?」

そう言った僕に、
「それじゃダメ」

水萌が首を横に振った。
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