銀河の星屑

・罠ーMinamoー

翌日を迎えた。

「今朝未明、公園で遺体が発見されました」

いつものように、テレビの中のアナウンサーがニュースを読みあげた。

「またかよ」

蓮ちゃんは息を吐くと、コーヒーを口に含んだ。

「警察は通り魔の犯行として、事件を捜索しています」

「ホント、早く逮捕して欲しいわ」

わたしも息を吐いた。

「しかし…ヒマなもんだよな、頭は大丈夫かみたいな」

蓮ちゃんが皮肉っぽく言うと、
「まあ、だいたいの犯罪者は頭おかしいけど」
と、つけくわえるように言った。

そう、中條みたいに。
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