銀河の星屑
卒業アルバムは前に合い鍵で黎の家に侵入した際に見つけたのだ。

それをコピーして、写真のサイズに引き伸ばした。

画像は少しぼやけてしまったが、そこは目を閉じることにしよう。

「いいだろ」

探偵がそう言って首を縦に振ってうなずいたので、中條は笑いそうになった。

――黎、待ってて。

今すぐ彼女たちも消してあげるから。

さっさと、この世から排除してあげるから。

そう思わずにいられなかった。


彼女たちが見つかった後、中條は早速行動に移した。

「――うっ…!」

自宅の前で待ち伏せをし、帰ってきたところを鉄パイプで後頭部を一撃した。
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