銀河の星屑
手足をビニールのヒモで縛りつけた後、車で港の倉庫まで運んだ。

そこに待っていたのは、多額の金を出して雇ったヤクザたちだった。

「いいかい、みんな。

こいつらをどうしようが、それはお前たちの自由だ。

とりあえず、このクソアマ共をズタズタに頼む。

煮るなり焼くなり、お前たちの自由だ。

いいな?」

「へい」

彼女たちを倉庫の中に放り込んだ。

「――なっ…!」

声が聞こえたところを見ると、どうやら片方が意識を取り戻したみたいだった。

名前は根本…いや、岩田だったかも知れない。

どちらちせよ、そんなことはどうでもいいけど。
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