銀河の星屑
(本当に気持ち悪いヤツらだ…)

こいつらが今まで生きてきたのかと思うと、ヘドが出そうになった。

中條は呆れたと言うように、大きく息を吐いた。

「君たちはわかってないだろうねえ。

黎が泣き叫んでるのを見ても、指を差して笑ってるだけだったから。

そんなヤツらは今すぐ消すに限るよ、いい気味だよ」

「ゆ、許して!

お願いだから、許して…!

黎に謝るから!

いじめたことを謝るから!

だから、許して!」

彼女が泣き叫んだ。
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