銀河の星屑
「今まで悪かったって、ちゃんと謝るから…!」

「許す?

謝る?

ずいぶんとおかしなことを言うんだね。

それで解決できるんだったら、とっくの昔に終わってるだろうに」

呆れてため息も出てこない。

本当に、汚いったらありゃしない。

「お、お金を出すから…!

お金なら、アルバイトで貯めたのがあるから…!

それを全部出すから…!」

「悪いけど、お金に関しては間にあってる」

次はお金とは、よく考えたものだと思った。

「じゃあ、何でもする!

何でも言うことを聞くから!

だから、殺さないで…!」
< 173 / 233 >

この作品をシェア

pagetop