銀河の星屑
「大丈夫か!?

何かされてないか!?」

「うん、大丈夫。

蓮ちゃんは?」

「俺も大丈夫だ」

水萌が無事でよかった。

「でも、どうしてここがわかったの?」

そう聞いてきた水萌に、
「お前が余計なことをしたおかげだよ」

僕は皮肉混じりに…と、そんなことを言ってる場合じゃない。

「それよりも、早くここから逃げるぞ」

「中條は?」

「奥さんが取り押さえてる」

その間に水萌を繋いでいる手錠を外して、今すぐに逃げなければ。
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