銀河の星屑
「あんたのやっていることは、癇癪を起こした子供そのものだ。

そんなヤツに彼女を渡したくない!」

その醜い顔に向かって言い返したら、
「うるさい!

僕は黎の望むままにやっているだけだ!

好きな人の望みを叶えてあげることが何が悪い!」

醜い文句が返ってきた。

「そんなものを彼女が望む訳がない!」

「僕がやっているのは正しいまでだ!

邪魔者をこの世から抹殺した僕の行為を君に貶される覚えはない!」

こんなにも話の通じない人間は初めて見た。

いや、通じること自体がもうすでに無駄かも知れないけど。

「さっさと死ね!

邪魔者はこの世から消すのに限る!」
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