銀河の星屑
ポタポタと、床に雫が落ちる。
姉は、両手で顔をおおった。
ずっと、そばにいたはずだった。
隣で、見てたはずだった。
けど、心の中までは見ることができなかった。
姉がどう思ってたかを僕は知ることができなかった。
「――もう苦しい思いをしなくてもいいよ」
そう言った僕に、姉は顔をあげた。
「憎まれても、嫌われても、姉さんは姉さんだ。
でも、話して欲しかったし言葉で伝えて欲しかった」
「――蓮…!」
姉さんが僕の胸に飛びついた。
僕と水萌は顔を見あわせた後、微笑んだ。
姉は、両手で顔をおおった。
ずっと、そばにいたはずだった。
隣で、見てたはずだった。
けど、心の中までは見ることができなかった。
姉がどう思ってたかを僕は知ることができなかった。
「――もう苦しい思いをしなくてもいいよ」
そう言った僕に、姉は顔をあげた。
「憎まれても、嫌われても、姉さんは姉さんだ。
でも、話して欲しかったし言葉で伝えて欲しかった」
「――蓮…!」
姉さんが僕の胸に飛びついた。
僕と水萌は顔を見あわせた後、微笑んだ。