銀河の星屑
水萌の退院の日を迎えた。
「あー、久しぶりだー」
「よく言うよ」
病院を出るなり、いきなりそう言った水萌に僕たちは苦笑いをした。
「だって、わたしの躰で外に出るんだもん。
何か浦島太郎になった気分」
「何だよ、それ。
意味がわかんねーよ」
でも、笑っているのは自分でもよくわかる。
「みーちゃん、退院おめでとう」
黎が水萌に花束を差し出した。
「わーっ、ありがとう!
さすが黎ちゃん、優しい!」
「俺は?」
「さあね」
「ひどい…」
でも、幸せなのは事実である。
僕たちは青空の下で笑いあっていた。
☆★END☆★
「あー、久しぶりだー」
「よく言うよ」
病院を出るなり、いきなりそう言った水萌に僕たちは苦笑いをした。
「だって、わたしの躰で外に出るんだもん。
何か浦島太郎になった気分」
「何だよ、それ。
意味がわかんねーよ」
でも、笑っているのは自分でもよくわかる。
「みーちゃん、退院おめでとう」
黎が水萌に花束を差し出した。
「わーっ、ありがとう!
さすが黎ちゃん、優しい!」
「俺は?」
「さあね」
「ひどい…」
でも、幸せなのは事実である。
僕たちは青空の下で笑いあっていた。
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