銀河の星屑
僕よりもお前の方が心配し過ぎてるじゃねーか。

「大丈夫、水萌以外に声をかけるつもりなんてねーから」

すると、本日2回目水萌が顔を紅くさせた。

「だから、蓮ちゃんは天然なんだってばー!」

「はっ?」

ロケットの如く、水萌が飛び出した。

時々だけど、僕は水萌がよくわからなくなる時がある。

僕が天然だとか何とか…水萌は一体何が言いたいのかよくわからない。

「まあ、それもそれであいつのいいところなんだけどな」

フフッと笑った後、僕も後から家を出た。

動き出した僕らの秘密――もちろん、誰にも言うつもりはない。
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