銀河の星屑
送信先は、見知らぬ名前だ。

黎ちゃんの友達かなと思いながら、わたしはメールの内容を読んだ。

『今から大丈夫?

大丈夫だったら、すぐに図書室にきてくれる?』

メールにはそう書いてあった。

図書室って、そこで何があると言うんだろうか?


恐る恐る、わたしは図書室に足を踏み入れた

場所は知っていたけど、入ったのは今日が初めてだ。

一体、何なんだろう?

右を見ても、左を見ても、本ばかりである。

図書室だから当たり前か。

それにしても…“中條章彦”って、一体誰なんだろう?
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