銀河の星屑
「――ああ、蓮ちゃん」

やることを終えて、ソファーに座って読書をしていたら水萌が顔をあげた。

「よお、おはよう」

「おはよう」

あいさつを返した後で、水萌はすぐにあくびをした。

「何時?」

目をこすりながら、水萌が時間を聞いてきた。

「6時を少し過ぎたところ…ああ、こんな時間か」

僕は読んでいた本を閉じると、ソファーから腰をあげた。

「すぐに飯を作るから」

キッチンに行くと、僕は冷蔵庫を開けて食材の確認をした。
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