銀河の星屑
「昼間は学校があるだろ?

学校が終わったら、バイトがあるんだし」

姉は1年前から学校近くの飲食店でバイトをしている。

「そうか、それだったら遅くなっても仕方がないね」

水萌は納得したと言うように、首を縦に振ってうなずいた。

「しかし、ビックリした」

「わたしも驚いた。

黎ちゃんが通院してたことにも驚いたけど、不眠症を患ってたなんてね。

黎ちゃん、そんなことを一言も言ってなかったのに…」

姉は、何故隠していたのだろう?

隠す必要がどこにあるのかわからない。
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