人を愛するのは素敵なことだけど、愛しすぎてしまうと人間の怖さを知ってしまう。
中条が行ったことは決して赦されない、赦してはいけないもの。けど、意味があったのも事実。肯定なんて出来ないけど、こういった愛し方も存在するというのは人間の一つかもしれない。
兄弟、姉妹、友達など身近な相手に嫉妬や憎しみを生んでしまう。自分では駄目なことだと判っていても。
自分がまず一番大事なのが人間なのかなと改めて思い、自分を愛した上でこそ人を愛せる。どこかで人を憎いと思う間は、自分自身を憎んでいる。
一気に読み上げ、色々な感情が湧いてきました。文字数があるので余り語れませんが、是非読んで頂きたい作品の一つです。