とある男女のそれぞれの場合。
変な人から掛って
きたなぁ、なんか。


まあいいや、麺が伸びるから
食べちゃおう。


ずるるー、とすすっていると
耳と肩で抑えた子機から、


焦ったような声が
聞えた。



『あ、あの! あたし、
宮内と言いまして・・』



「ずずっ・・ あ。 はい。
宮内さん。 こんにちは」




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