シンデレラと魔法使い

「実は父さん、去年からお付き合いしている女性がいるんだ。母さんが死んで、結婚しないつもりだったんだが…向こうからプロポーズされてな。お前はしっかりものだし大丈夫かと思ったんだ。」


最初はパニック状態だった私も、照れくさそうにはなしている父の姿をみていると別にいいかなと思えてきた。


「いいんじゃない？私ももう自分のことは自分でできるし、父さんもそろそろ自分のためになにかしてもいいと思ってたの。」


私がそういうと、アンバーニは微笑みありがとうと言った。


「あ、そうそう。実はな、相手の方には二人娘さんがいるんだ。１７歳と１９歳だからお姉さんが二人できるわけだな。」


「………えーーー！！！」


最後に爆弾発言を落とし、アンバーニの報告は幕を閉じた。