シンデレラと魔法使い
魔法はもうとけかかっている。


「なんで、このお城無駄に広いの!!」


鐘もう8回なってしまった。


やっと、外へでる階段をみつけた。


助かった!とそこへかけていくと…


「待って!!」


ルイ王子の声が聞こえた。


だが、待てない。
魔法はもうとけかかっているのだ。


階段を駆け下りる私。


「危ない!!」


「え?きゃ!!」


王子の叫び声がきこえたと思うと私は躓いた。


と、そのひょうしにガラスの靴が片方脱げてしまった。



(レオにもらったのに!!)



拾おうと後ろを振り返ると王子が階段をかけおりてきていた。


(魔法がとけたら汚い格好みられちゃう!!)


靴の片方は諦め、片方ははだしという滑稽な姿で私はお城をあとにした。


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