シンデレラと魔法使い

2

ワンピースに着替え一階におりた私は王子たちにだす紅茶を入れていた。


「よし!できた!」


次にお茶菓子を用意しようと棚に向かった私だったがチャイムの音で足が止まった。


「きたのかな…」


顔が熱くなるのがわかった。
向こうは覚えてないかもしれない。
でも、王子が今探している娘は紛れもなく私。
一緒に踊ったあの瞬間のことは今でも忘れられない。


「シンデレラ!なにしてるの!?」


お母さんの声で我に帰った私は急いで玄関に向かった。


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