シンデレラと魔法使い
キュッ
「そんな!」
足の幅はガラスの靴にあった。
だが、足が長かったためかかとが合わなかったのだ。
カロリーヌはその現実を目にしたときショックで倒れてしまった。
「お姉さま!」
とりあえず私はカロリーヌを別室に寝かせにいった。
***********************************
カロリーヌを寝かせた私はひとまず部屋に戻ることにした。
部屋に入った私は唖然とした。
(空気が重い…!)
そう、尋常じゃないほど空気が重いのだ。
「…どうしたんですか?」
ソファーで話し合っていた王子たちに恐る恐る聞いてみる。
「実は、この家が最後だったんですよ…」
大臣の一人が、深刻そうな顔ではなし始めた。
その話をまとめるとこうだ。
・舞踏会に参加した人がいる家がここで最後ということ。
・結局、見つからなかったこと。
「この国の娘は一通り終わったしな…」
どうしようと皆がうつむいていると王子がはっと顔を上げた。
「まだ一人残っていた。」
その言葉に残りのものは少し怪訝そうな顔をした。
「王子、失礼ですがすでに全ての家をまわりました。もうこの国にいないのでは…」
「いや、それがいるんだ。俺達の目の前に。」
その言葉で大臣たちは『あっ』とさけんだ。
「ものはためしだ。やってみましょう。アンヌさんでしたか?」
「あ、はい。」
一番えらそうな大臣に名前をよばれ一歩前にでる。
「そんな!」
足の幅はガラスの靴にあった。
だが、足が長かったためかかとが合わなかったのだ。
カロリーヌはその現実を目にしたときショックで倒れてしまった。
「お姉さま!」
とりあえず私はカロリーヌを別室に寝かせにいった。
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カロリーヌを寝かせた私はひとまず部屋に戻ることにした。
部屋に入った私は唖然とした。
(空気が重い…!)
そう、尋常じゃないほど空気が重いのだ。
「…どうしたんですか?」
ソファーで話し合っていた王子たちに恐る恐る聞いてみる。
「実は、この家が最後だったんですよ…」
大臣の一人が、深刻そうな顔ではなし始めた。
その話をまとめるとこうだ。
・舞踏会に参加した人がいる家がここで最後ということ。
・結局、見つからなかったこと。
「この国の娘は一通り終わったしな…」
どうしようと皆がうつむいていると王子がはっと顔を上げた。
「まだ一人残っていた。」
その言葉に残りのものは少し怪訝そうな顔をした。
「王子、失礼ですがすでに全ての家をまわりました。もうこの国にいないのでは…」
「いや、それがいるんだ。俺達の目の前に。」
その言葉で大臣たちは『あっ』とさけんだ。
「ものはためしだ。やってみましょう。アンヌさんでしたか?」
「あ、はい。」
一番えらそうな大臣に名前をよばれ一歩前にでる。