シンデレラと魔法使い
私は部屋に飛び込んだ後―




「なんで…こうなるんだよ……ただ好きなだけなのに…」


レオが残したつぶやきは私には届かなかった。





部屋に飛び込んだ私は、ベットにうずくまり泣いた。


一人になりさっきの喧嘩を思い返す。


レオの言葉は全てが胸にささり痛い。


私が目を背けていたことばかりいってくる。


「なんで…私ばっかり…好きになりかけてたのに…」


レオなんか、大っ嫌いだ…



こんな私も、所詮逃げているだけなのだろう…


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