シンデレラと魔法使い
結婚式
1
「綺麗です!!アンヌ様!!!」
なれない様付けに戸惑うも、綺麗といってもらえて嬉しくないわけがない。
ありがとう、と礼を言いお手伝いの二人をさがらせた。
そう、今日はいよいよ結婚式。
国中お祭り騒ぎだ。
コンコンッ
「どうぞ。」
大きなドアをあけたのはルイ王子だった。
「…………綺麗だ…」
「ありがとう」
「いよいよだな。」
「うん…」
プロポーズされたあの日から私たちの関係は少し変化した。
きっかけは王子の一言。
『結婚するんですから、敬語も敬称もやめませんか?』
その一言でわたしたちは名前で呼び合い、タメで話すようになった。
「アンヌ、綺麗だよ」
「それさっきも言ったよ?」
「いいだろ、本当のことなんだから。」
王子―ルイの甘い言葉にはいまだになれない。
「ルイもかっこいいよ。」
「…ありがとう」
心なしかルイの顔が赤い。
「かわいい」
「ばか」
ルイはそういって私の頭を小突いた。
髪がくずれないようにさりげなく気を使っているところがさすがだ。
なれない様付けに戸惑うも、綺麗といってもらえて嬉しくないわけがない。
ありがとう、と礼を言いお手伝いの二人をさがらせた。
そう、今日はいよいよ結婚式。
国中お祭り騒ぎだ。
コンコンッ
「どうぞ。」
大きなドアをあけたのはルイ王子だった。
「…………綺麗だ…」
「ありがとう」
「いよいよだな。」
「うん…」
プロポーズされたあの日から私たちの関係は少し変化した。
きっかけは王子の一言。
『結婚するんですから、敬語も敬称もやめませんか?』
その一言でわたしたちは名前で呼び合い、タメで話すようになった。
「アンヌ、綺麗だよ」
「それさっきも言ったよ?」
「いいだろ、本当のことなんだから。」
王子―ルイの甘い言葉にはいまだになれない。
「ルイもかっこいいよ。」
「…ありがとう」
心なしかルイの顔が赤い。
「かわいい」
「ばか」
ルイはそういって私の頭を小突いた。
髪がくずれないようにさりげなく気を使っているところがさすがだ。