だぁーい好きっ♪♪
第一章
初カレ
あいつと出会ったのは、
入学式から一ヶ月も経った頃…。
私、水無月 彩菜はとある私立高校に入学。
もとから軽く茶髪でロングな髪。
顔はまぁまぁのお嬢系。
身長は165cm。
体重…50kgチョイ。
正直、人付き合いは得意じゃない。
そしてそんな私が入ったのは、
たった15人しかいない進学クラス。
このクラス以外は、就職や推薦をめざす
専門科クラスが占める。
「ふうん…ま、女子6人なら逆に仲良くできるかな。」
私は自分の夢のために、勉強するためにここを選んだ。
だから、正直部活とか思い出作りとかには興味ナイ。
「ねぇねぇ!君、何番?」
ショートカットの髪が綺麗な鳶色で、明るい雰囲気に包まれている子が早速話しかけてきた。
「出席番号?12番だよ。」
「あ、じゃぁ私と近い!私、11番で穂坂 夏樹!よろしくね?」
「よろしく。」
「では全員着席してくださーい。」
いつの間にか教卓についていた先生のかけ声で、みんな自分の席に移動する。
…ま、友達の心配は無くなったな。
あとは授業に慣れるだけだ…。