だぁーい好きっ♪♪

思わず、ちょっと顔をそらした。
う、うぶではない、うん。



パチッ





――その時、同じように顔をそらしちゃった“アイツ”と、目が合ったんだ。


このとき初めて、アイツをはっきり認識した。





アイツの世界に…私が。

私の世界に…アイツが。


現れたんだ…。


「はは。」
「えへ。」

なんとも気まずくって、すぐそらしちゃった視線。

でも…切れ長の印象強い瞳が、しばらく頭の隅にちらついてた。



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