見えないモノと、指の銃。


2階へ上がり、そして3階、4階。

止まることなく、三枝は上って行く。


……ここ、結構高さがあったよな……?


何階に出る、とか
噂に詳細は無かっただろうか。

思い出しながら上っていると、
いつの間にか、
前に三枝の姿が見えなくなっていた。


置いて行かれないよう、
少しスピードを上げて上る。

足音は聞こえているから、
まあ階数を間違える事はないだろうけど。


< 10 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop