見えないモノと、指の銃。
繋いでいた感触が消え、
少女も見えなくなる、数瞬前。
彼女は俺を睨みつけ、こう言った。
「あなたのせいよ」
俺が一体、何をした。
確かに、三枝がここに来て、
そして彼女が消えた事は、
俺の所為になるかもしれない。
だけど微妙に納得いかない。
死にたかったんなら、
まあ、成仏、できたんだろうか?
それならそれでいいんじゃないか?
1人、だったのかもしれないけど。
俺はそこまで恨まれなきゃいけないんだろうか。
他にも何か、あったのか?