ESPERANZA

あたしが日誌を書いてるうちに、教室に残っていた人もだんだんいなくなり、誰もいなくなった。


もう、誰もいないな。


あたしも早く終わらせなきゃ。


そんなことを思っていると、


ガラ


教室のドアが開いた。


「まだ、残ってたんだ」


「うん....」


教室に入って来たのは、翔平だった。
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