擬似彼氏屋、営業中
「湊様!おはようございますー!」
「今日もかっこいいです湊様!」
「一度でいいから抱かれてみたぁい……」
俺、白石 湊は現役大学生だ。
一応ある程度知名度のある法学部にいる。
俺としては別に弁護士みたいな仕事なんてさらさらやる気も無いが、親父が弁護士だからって理由だけで入れさせられた。
「よぉ湊!今朝も眉間の皺がすげぇな」
「黙れ、翼」
「最近お前のファンサークル更に活発化してるな」
「別に勝手にやってるだけじゃねぇかよ」