小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
まだ、まだ続く告白に、体力が持つだろうか?





体がふらつく、冷たい汗もかき始めた。





ため息ついたら、5人睨まれた。





すみません!





佑真が私に近づいて来た。




「ため息なんかついて、俺たちの告白はそんなに退屈?悪いけど俺はもう決めてるから、俺の妻は夢子だけ。一生愛し続ける。」





佑真まだ中3だよ、早すぎるでしょ。





この先どんな出会いが待ってるか分からない。





佑真が医者なれば、綺麗な女医とか、看護師に会える訳だし、考え直した方がいい。





「夢子姫の考えてる事丸わかりだよ。悪いけど考え直す気ないから。夢子が俺だけを見てくれるのを待つよ。」





なんで、そんなに待てる訳?





一生待たせるかも知れないのに。





「佑真の気持ちに答えられるか分からないけど、好きになってくれてありがとう。」





今の私にはこれしか言えない。





佑真ごめん。










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