小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
夢子の好きなストロベリー味のアイスクリームを買い、夢子が待つ家まで急いだ。





夢子はベットで眠っている。





亮太はいない。





自分の部屋にもどったのか?





俺は夢子のベットに腰を下ろし、布団から出てる足を触る。





包帯に血がにしんでいた。




どんな処置をしたのか、やり直さないと駄目だ。





夢子が目を覚ます。





涙目で俺を見つめる。





「夢子大丈夫か?」





「大丈夫じゃない、痛いし怖くて震えが止まらない。」





夢子はかばっと起き上がり、俺に抱きつく。





おい、おい、バカに積極的だな。





アイスクリームが床に落ちた。





「司、もしかしてアイスクリーム?」





「そうだよ、食べるか?」





アイスクリームでいきなり笑顔になるなんて、本当に子供みたいだ。





「夢子、アイスクリーム食べる前に、足の状態見せて、まだ血が止まってないかも知れない。」





夢子は可愛らしく頷いて、右足を投げ出した。










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