小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

暴走族

無理矢理連れて来られた場所には、怖そうな男たちと、可愛い女の子、その隣に亮太がいた。





「夢子姫何でいんの?」





さぁ、何でいるんでしょう。





怖くて、何もいえません。




「おい、聖夜、夢子は関係ねぇから、手を出したら承知しないぞ。」





「夢子って、亮太の大切な女って訳、だから、有華捨てたのか?」





「夢子は俺の女じゃないし、有華は京治と付き合ってんだぞ。」





話、ややこしくなってませんか。





私は全く関係ないし、ただ亮太を返してほしいだけ。




「あの、取り込み中すみませんが、亮太連れて帰っていいですか?」





「はぁ、おまえバカだろ。この状況分かってる?亮太の元カノと、今カノあんたの修羅場だ分かる?」





元カノ?修羅場?





あんなの方がバカでしょ。




「あんた頭悪いでしょ。」





「てめい、なんだと、この俺にそんな口聞いて、ただて帰れると思うなよ!」





そんな顔しても、怖くないんだから、負けてたまるか!









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