小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

司side

夢子に近づきたい、たけど怖い。これ以上近づいて拒まれたら、もう立ち直れない。





だから距離を置くことにした。





みんなを集めて、夢子の気持ちを話すと、渋々承知してくれた。





亮太は納得いかないようだ。





好きにすればいい、今はそっとして置くべきだと思う。





バイトをしても、頭の中は夢子の事ばかりだ。





今日は帰るか。





夢子はまだ起きてるみたいだ。





部屋の中から笑い声が聞こえる。





誰がいるんだ?





「田中君明日も来てほしいんだけど、いいかな?」





「構いませんよ、毎日でも来ます。」





「ありがとう、じゃ明日買い物に付き合って下さい。」





「はい、よろこんで。」





もう俺はもう必要ないのか、何だか切ない。





夢子に近づけたと思ったのに、情けない。









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