小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
お願いだから、もう少しこのままでいたい。





夢子を抱き締めて充電さそてほしい。





そしたら俺は又頑張れるんだ。





「司はバカだね。もう少し我慢してよ。」





「我慢出来ないって言ったら。」





「でも、我慢するの。私だって我慢してるんだよ。」




それって、俺と同じ気持ちってこと?





そうなのか夢子、そうなんだろ。





嬉しい、もっと強く夢子を抱き締めた。





夢子、もしかして泣いてる。





俺の早とちりなのか。





「司、ごめんね。前にも言ったけど、私は誰も選ばない。それが私の答え。」





なら、どうして泣く。





どうして俺の顔を見ないんだ。










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