小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
そうだ前に司に連れてって貰ったお店が、この近くにある。





自然と足が進む。





でも、来なければと直ぐに後悔した。





お店の中に司がいた。





司の腕に手を絡ませる、可愛い女の子。





多分高校の同級生なのだろう。





司が私を見て驚く。





司に彼女がいた。





なのに、どうして私を好きだと言ったの?





「夢子さん、顔色が悪いですよ。帰りましょう。」





大丈夫と自分に言い聞かせて、司に近づいた。





「司も買い物、彼女いたんだ、可愛い人だね。」





「司、誰このオバサン?」





彼女から見たら私はオバサンなんだろう。





司と私は釣り合わない事なんて、分かってる。









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