小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「何で泣くんだ。俺がいると夢子が苦しむなら、もう夢子には近づかない。」





もう涙が止まらない。





又一人になるのが怖い癖に、何で強がってしまうんだろ。





「夢子と俺は似てるから、ほっておけない。夢子も俺も自分の事は後回し、たけどそれが俺たちの生き方だから仕方ない。」





司は私を泣かせてばかりだ。





そうだった、何でこんなに司に引かれるのか、私たちは似ているからなんだね。




司といると、泣いたり、怒ったり、笑ったり忙しい。




私が目を開けると、司が目の前にいた。





「司のバカ。」





「夢子は、俺にバカしか言わないな。バカなのは夢子なのに。」





そうだよ、バカなのは私。




バカな私を大好きなのは誰よ。





バカ司覚悟しなさい。









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