小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「僕は夢子姫を信じる。みんな学校に遅れるよ。」





疲れた。





こんなんで私やってける?




司にもう会いたい。





つかさぁ、田中君が原稿を取りに来るんだった。





司は何してるのかな?





携帯が鳴る。





【夢子、大丈夫か?】





大丈夫じゃない。





【夢子玄関の鍵開けて。】




玄関の鍵を開けて?





慌てて玄関の鍵を開けた。




そこには司がいた。





「司、学校は?」





「早退した。」





司、病気なの、熱がある訳?





「夢子に会いたくて早退した。」





嬉しい。





司に抱きついた。





「夢子って大胆なんだな。」




多分そうなんだと思う。





但し司、限定みたいだけど。








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