小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

司side

夢子は俺の者だ!そう叫びそうになる。





二人の関係は秘密にしなくてはいけない。





夢子に会いたくて、始めて学校をさぼった。





しかも慌てていて、鞄を学校へ忘れて来た。





田中と夢子を二人にさせたくなくて、気がついたら学校を飛び出してた。





今までの俺には考えられない。





どうして夢子にこんなに引かれるんだろ。





誰にも見せたくない。





ずっと腕の中で抱き締めていたい。





「司、離れてよ、そんなに抱き締められてたら、原稿が書けないないでしょ。」




田中が来なければいいが、そう言う訳にはいかないか。





さっさと書き上げて、田中に原稿を渡してしまえばいい。









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