小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
佑真は、司が乗った救急車で病院へ向かった。





「郁哉、司が事故った、病院へ行くぞ!」





夢子に連絡が取れない。





俺は病院名を書いたメモを、夢子の机に置いた。





急いで病院へ向かった。





愛子ママ、いくら一人が寂しいからって、司を連れて行かないでくれよ。





司、無事でいてくれ。





もう司と夢子の邪魔しないから、頼む死ぬな!





体の震えが止まらない。





「亮太兄、司は大丈夫だよね。死んだりしないよね。」




司は絶対死んだりしない。




司は強い男だから、死ぬ訳ないだろ。










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