小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

生きる

「司、良かった。このままずっと眠っていたら、どうしようかと思った。司が死んだら、私又一人ぼっちになってしまう。」




「バカだな、夢子は。俺は夢子を絶対一人にはしない。ずっと一緒にいるから安心しろ。」





「お二人さん、俺がいる事忘れてない。」





ごめん、亮太がいる事すっかり忘れてた。





「亮太悪かった。亮太たちに話さないといけない事がある。あ、俺の入院はどのくらいかかるんだ。」





亮太が私を見た。





司に両足が無いことを、話さないといけない。





私が司の足になる。





司、お願いだから、私から離れて行かないで!








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