小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「夢子は本当にバカだよ。動けない俺と一緒にいて、何が楽しいだよ。同情はいらない。」





同情なんかじゃない。





「司のバカ、何で私の気持ちが分からない。もし私が司の立場だったら、どうする?動けない私を捨てて何処かに行く?」





早く答えなさいよ!





「私は司に同情なんかしてない。私には司しかいないの。約束したでしょ、ずっと一緒にいるって、約束は必ず守って貰いますからね。」





「おまえは本当にバカだよ。こんな俺と一緒にいて、苦労するだけなのに。」





泣きながら言っても、説得力ありませんからね。





司、きっと、明日は今日よりいい日になる。





そう信じて行こう。









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